◎陸軍のパトロール部隊は武装勢力を撃退したが、兵士3人が死亡。武装勢力の戦闘員7人をその場で射殺した。
パキスタン軍は28日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州で一晩に3回銃撃戦が発生し、陸軍兵士3人と武装勢力の戦闘員7人が死亡したと発表した。
軍報道官によると、銃撃戦は27日深夜から28日未明にかけてほぼ同じタイミングで発生したという。
陸軍のパトロール部隊は武装勢力を撃退したが、兵士3人が死亡。武装勢力の戦闘員7人をその場で射殺した。
攻撃の1つではオートバイに乗った戦闘員が駐屯地に侵入、建物の近くで自爆した。軍はこの自爆攻撃に関与した別の戦闘員数人を追跡している。
地元メディアによると、犯行声明は今のところ出ていないようだ。
AP通信は関係者の話しとして、「パキスタンのタリバン運動(TTP)が関与している可能性が高い」と報じた。
TTPとアフガンスタンを統治するタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPはカイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタンや南西部バルチスタン州に拠点を置き、現在はアフガンの山岳地帯に潜伏している。