◎ロシアはアサド政権の主要な支援者であり、50万人近くが死亡したとされるシリア内戦で存在感を示してきた。
2023年3月14日/ロシア、首都モスクワ、シリアのアサド大統領(中央)(国営シリア・アラブ通信)

シリアのアサド(Bashar Assad)大統領が14日、ロシアの首都モスクワに到着した。

国営タス通信などによると、アサド氏は15日にプーチン(Vladimir Putin)大統領と会談する予定。

ロシアはアサド政権の主要な支援者であり、50万人近くが死亡したとされるシリア内戦で存在感を示してきた。

ロシアの民間軍事会社ワグネルはアサド政権と対立する反政府勢力を殲滅するために化学・生物兵器を使用したと告発されている。

タス通信はロシア大統領府の声明を引用し、「プーチン大統領は15日にアサド大統領と会談する」と報じた。

それによると、両首脳は政治、貿易、経済、人道の各分野におけるロシアとシリアの協力のさらなる発展と、シリアとその周辺地域における問題の包括的解決にむけた取り組みなどについて協議する予定。

ロシアは昨年末、シリアとトルコの国防相会合を仲介した。

シリアとトルコは10年以上にわたって対立してきた。トルコは、シリア北西部の飛び地を支配する武装勢力を支援し続けている。

一方、アサド政権は昨年、ロシア軍が実行支配するウクライナ東部の分離主義国家、ルガンスク・ドネツク両人民共和国の独立を承認した。

タス通信によると、シリア、トルコ、ロシアの外務副大臣とイランの上級顧問も15日と16日にモスクワで会談する予定。

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