◎当局は23日の捜索活動で乗員のフィリピン人2人と乗客のオーストラリア人2人の死亡を確認した。
フィリピン、アルバイ州の山岳地(Getty Images)

フィリピン当局は23日、先週消息を絶ったセスナ機の残骸を発見し、乗員乗客4人全員の死亡を確認したと発表した。

このセスナは18日朝、パイロット、乗務員1人、乗客2人を乗せ、東部アルパイ州の空港を離陸。首都マニラに向かう途中で消息を絶った。

当局は23日の捜索活動で乗員のフィリピン人2人と乗客のオーストラリア人2人の死亡を確認した。

アルパイ州はマニラの南東約400kmに位置する。

地元メディアによると、捜索隊はセスナの残骸をアルバイ州レガスピにある同国で最も活発な火山、マヨン山の火口から約300mの地点で19日に発見し、捜索活動を行っていたという。

捜索隊は声明で、「職員は遺体を安全に回収する方法を模索している」と説明した。

航空当局はセスナが墜落した原因を調査するとしている。

アルバイ州政府によると、マヨン山の現在の噴火警戒レベルは5段階で下から2番目。火口周辺への立ち入りは禁じられている。

地元メディアによると、マヨン山とその周辺ではこの数日雨が続いており、地盤が緩んでいる可能性があるという。

AUSの外務省も23日、2人の死亡を確認したと発表した。

ウォン(Penny Wong)外相は亡くなった2人とその遺族に哀悼の意を表した。

セスナがフィリピンで行方不明になったのはこの1カ月で2回目。ルソン島北部のイサベラ州で先月24日に消息を絶ったセスナは見つかっていない。

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