◎イラク北部ではこの数日、同様の事件が続いている。
イラク国営通信(INA)は22日、北部で軍用車両が爆発に巻き込まれ、兵士2人が死亡、3人が負傷したと報じた。
INAによると、車両は21日、クルド人の難民キャンプがあるマクムールの道路で「攻撃」を受けたという。
INAは関係者の話を引用し、「即席爆発装置(IED)とみられる爆弾が爆発した」と報じている。
地元メディアによると、犯行声明は出ていないという。
イラク北部ではこの数日、同様の事件が続いている。
北部キルクーク州の集落で18日に発生した爆発と銃撃戦では警察官と兵士少なくとも9人が死亡したと報告されている。
19日には武装勢力が北部の集落を襲撃し、8人が死亡、3人が負傷した。この集落はかつて、イスラム国(ISIS)の支配下に置かれていた。
INAによると、スダニ(Mohammed al-Sudani)首相は21日、治安当局者と対テロ作戦について協議したという。
イラクは5年前に対ISIS戦争で勝利を宣言したが、組織の残党とそのイデオロギーを受け継ぐ武装勢力は各地で散発的な攻撃を続け、イラクとシリアで活動を活発化させている。