◎これまでに31人が救出され、3人が負傷し医療機関に搬送。少なくとも51人の行方が分かっていない。
マレーシア当局は16日、セランゴール州のキャンプ場内で地滑りが発生し、少なくとも2人が死亡、数十人が行方不明になっていると発表した。
現場は首都クアラルンプールの北方に位置するセランゴール州の丘陵地帯にあるキャンプ場。地滑りは16日の現地時間午前3時頃に発生した。
消防によると、これまでに31人が救出され、3人が負傷し医療機関に搬送。少なくとも51人の行方が分かっていないという。
地滑りは宿泊エリアの上方約30mの斜面で発生し、土砂と流木が広い範囲に流れ込んだ。
マレーシア軍はツイッターに写真を投稿し、現場で救助活動を続けていると報告した。
ヘルメットをかぶった救助隊員はスコップで土砂をかき分け、巻き込まれた人々を探している。
地元メディアによると、現場周辺で雨は降っておらず、地震も観測されていないという。セランゴール州の丘陵地帯は地滑りが発生しやすいことで知られているようだ。