◎バルカン半島ではこの2日間、大雨が続いていた。
2022年11月21日/アルバニア北西部の集落(Franc Zhurda/AP通信)

アルバニア当局は21日、北西部の広い範囲で冠水被害が報告され、少なくとも2人が死亡、住宅数百戸が浸水したと発表した。

バルカン半島ではこの2日間、大雨が続いていた。

最も被害が大きかったのはアルバニア北西部で、農地数千エーカーと住宅数百戸が浸水した。地元メディアによると、一部地域で停電が発生し、数十世帯が避難を余儀なくされたという。

首都ティラナの北約150kmに位置する集落では車内から親子の遺体が見つかったと報じられている。

モンテネグロとセルビアの一部地域でも週末に河川が氾濫し、4人の死亡が確認された。モンテネグロでは母親とその子供2人を乗せた車が川に転落。死亡が確認された。

セルビア南部では2歳の男児が川に転落し死亡した。

セルビア政府は南部地域に非常事態を宣言し、現地に陸軍を派遣した。

アルバニア北西部の20日の12時間雨量は最大400mmに達し、多くの河川が増水・氾濫したと伝えられている。

ティラナの北西約100kmにある2つの地区では農地少なくとも3000ヘクタールが浸水。住宅600戸以上で浸水被害が報告され、数百人が避難を余儀なくされた。

コソボ西部でも冠水被害が報告されている。

2022年11月21日/アルバニア北西部の集落(Franc Zhurda/AP通信)
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