◎乗客は230人、乗組員は10人と報告されている。
インドネシア沖(Getty Images)

インドネシア当局は24日、南部沖を航行していたフェリーで火災が発生し、少なくとも14人が死亡したと発表した。

火災を起こしたのはKMエクスプレス・カンティカ77号。乗客は230人、乗組員は10人と報告されている。

当局によると、船は東ヌサトゥンガラ州から隣県に向かっていたという。

消防が火元を調べている。一部の地元メディアは警察筋の話を引用し、「放火の可能性は低い」と報じた。

政府報道官は捜索チームの声明を引用し、「226人が救助された」とSNSに投稿している。

死亡した14人の身元は明らかにされていない。その中に乗組員が含まれるかどうかも不明だ。

インドネシアは世界最大の群島国家であり、フェリーを主要な交通手段のひとつとしているが、安全管理が行き届いておらず、事故が多発している。

2018年に北スマトラ州の火口湖で発生したフェリーの沈没事故では167人が死亡した。

1999年2月に発生した定員超過による沈没事故では300人以上が死亡。生存者は20人にとどまった。

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