◎パキスタン軍はバルチスタン州郊外の施設を急襲し、反乱軍の戦闘員6人を殺害した。
パキスタン軍は30日、南西部バルチスタン州で反乱軍の取り締まり作戦を決行し、兵士1人を含む7人が死亡したと発表した。
軍報道官によると、部隊はバルチスタン州郊外の施設を急襲し、反乱軍の戦闘員6人を殺害したという。
また報道官はバルチスタン州内でこの作戦とは関係のない銃撃戦が発生し、兵士少なくとも1人が負傷したと報告した。
国営テレビによると、この作戦は反乱軍と思われる集団がバルチスタン州内をバイクで移動しているという情報に基づき決行されたという。
作戦の詳細は明らかにされていないが、反乱軍は銃器で反撃したものと思われる。
軍報道官はAP通信の取材に対し、「部隊は反乱軍の戦闘員が所持していた武器と弾薬を押収した」と説明した。
バルチスタン州郊外には分離独立を目指す反政府武装組織「バルチ解放軍(BLA)」やその他の武装勢力の拠点があるとされ、数十年に渡って戦闘が繰り広げられている。
政府は反乱を抑えたと主張しているが、暴力が収まる気配はみられず、各地で散発的な戦闘が続いている。