◎首都マナグア郊外でバスが路肩に転落し、ベネズエラ人13人を含む少なくとも16人が死亡した。
ニカラグアの警察当局は28日、首都マナグア郊外でバスが路肩に転落し、ベネズエラ人13人を含む少なくとも16人が死亡したと発表した。
地元メディアによると、16人のうち1人はニカラグア市民で、残り2人の国籍は調査中だという。負傷者の数は明らかにされていない。
警察の報道官は声明で、「バスは首都マナグアの北西約160kmの地点を走行している最中に事故を起こした」と説明した。
地元メディアによると、バスはパンアメリカンハイウェイの緩やかなカーブを走行中、乗用車2台と接触。道路を外れて急な斜面をかけ下り、ひっくり返ったという。
バスは上下逆さまの状態で停止した。周辺には乗客のものとみられる衣服が散乱していた。
警察は死亡したベネズエラ人の情報を明らかにしていないが、一部の地元メディアは警察筋の話を引用し、「不法入国者の可能性が高い」と報じている。
ベネズエラの亡命希望者はメキシコが今年1月に入国ビザを課して以来、中米を経由して移住を試みている。それ以前に米国を目指していた人々は観光客としてメキシコに入国し、その後北上していた。