◎亡命希望者たちはEU圏内への入国を希望し、セルビア北部の国境で立ち往生していた。
セルビアの国営テレビは2日、セルビアとハンガリーの国境付近で複数の移民グループが衝突し、少なくとも1人が死亡、7人が負傷したと報じた。
報道によると、亡命希望者たちはEU圏内への入国を希望し、セルビア北部の国境で立ち往生していたという。
国営のセルビア放送(RTS)は警察筋の話を引用し、「負傷者は病院に搬送され、16歳の少女が重傷」と報じている。
RTSは一部の亡命希望者が銃器を携帯していたと伝えているが、詳細は明らかにされていない。警察は乱闘が発生したエリアを封鎖した。
RTSによると、乱闘にはアフガニスタンとパキスタンの移民を斡旋した人身売買組織も関わっているという。
中東、アフリカ、中央アジアの紛争や貧困から逃れた数千人の移民が、西欧への入国ルートの1つであるバルカン半島で足止めされている。