◎警察は容疑者を逮捕したと発表したが、それ以上の情報は明らかにしていない。
ノルウェーの警察当局は25日、首都オスロの中心部で男が銃を乱射し、2人が死亡、10人以上が負傷したと発表した。
公共放送局NRKによると、容疑者は25日未明に繁華街のバー入り口付近で銃を乱射したという。
警察は容疑者を逮捕したと発表したが、それ以上の情報は明らかにしていない。
NRKは警察筋の話を引用し、「動機は不明。25日に予定されていたプライドパレードと関係があるかどうかも分からない」と報じている。
事件が発生した現場の近くでは25日に毎年恒例のプライドパレードが予定されていた。
警察の報道官は記者団の取材に対し、「当局はプライドパレードの主催者と連絡を取り合っている」と説明した。
また報道官は事件とパレードの関連について調査しているとした。
NRKの取材に応じた目撃者は、「男がバッグを持ってバーに近づくところを見た」と説明している。「最初はエアガンかと思いました。その後、バーのガラスが粉々に砕け、逃げなければならないと理解しました...」
ノルウェーでは昨年10月にも無差別殺人事件が発生し、市民5人が刺殺された。
2011年にウトヤ島で発生した銃乱射事件では77人が右翼過激派のブレイビク(Anders Behring Breivik)受刑者に射殺(77人中8人は爆破テロで死亡)されている。