◎選挙管理委員会は左派のアレバロ氏の勝利を宣言。得票率はアレバロ氏が58%、トーレス氏が37%であった。
2022年8月11日/グアテマラ、首都グアテマラシティ、ジャマテイ政権に抗議するデモ(Moises Castillo/AP通信)

今週のグアテマラ大統領選(決選投票)で敗れたトーレス(Sandra Torres)候補が25日、票の集計方法に異議を唱え、裁判所に告訴状を提出した。

トーレス氏は汚職が蔓延するグアテマラの政界を象徴するような存在と批判を浴び、20日の敗北以来、沈黙を守っている。

選挙管理委員会は左派のアレバロ(Bernardo Arévalo)氏の勝利を宣言。得票率はアレバロ氏が58%、トーレス氏が37%であった。

トーレス氏の陣営は選管が公表した最終結果の受け入れを拒否している。

トーレス氏の弁護士は25日の声明で、「党を代表して訴状を提出した」と明らかにした。

また弁護士は票の重複集計があったと主張し、選管と選挙システムそのものに異議を唱えた。

さらに弁護士は集計を監視する監査員に必要書類が渡されていなかったと非難した。

一方、アレバロ氏の陣営は25日、「トーレス氏は自身の主張を裏付ける証拠を示していない」と非難。異議申し立てを「負けずらいの嫌がらせ」と呼んだ。

アレバロ氏の勝利は議会の保守派を驚かせた。ジャマテイ(Alejandro Giammattei)大統領は以前、アレバロ氏の被選挙権剥奪もあり得ると示唆していた。

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