◎内相に就任した女性はアルカルデ氏が二人目である。
2018年11月22日/メキシコ、首都メキシコシティ、労働社会保障相に抜擢されたアルカルデ氏(Rebecca Blackwell/AP通信)

メキシコのオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は19日、内閣の主要ポストである内相にアルカルデ(Luisa María Alcalde、35歳)議員を抜擢した。

アルカルデ氏はこれまで労働社会保健相を務め、汚職が蔓延する同国の労働部門において、公正・透明・自由な企業・組織・労働組合などを確立する改革を実施・監督してきた。

内相に就任した女性はアルカルデ氏が二人目である。

オブラドール氏は2018年の政権発足当初、サンチェスコルデロ(Olga Sanchez Cordero)氏をこのポストに指名したが、同氏はその後、上院議員選に出馬するため、退任した。

アルカルデ氏はオブラドール氏率いる与党・国家再生運動(MORENA)の2024年大統領予備選に立候補するため、先週内相を自任したロペス(Adán Augusto López)氏の業務を引き継ぐ。

MORENAは大統領予備選に出馬する候補者に対し、全ての公職を辞するよう要請している。

オブラドール氏の任期は2024年9月まで。同国の大統領の任期は1期6年限りである。

オブラドール氏は任期満了をもって政界から引退すると表明している。

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