◎女性は約50m滑落し、死亡した。
メキシコ、首都メキシコシティ近郊の活火山ポポカテペトル山(Getty Images/AFP通信)

メキシコの山岳救助隊は24日、首都メキシコシティ近郊の活火山ポポカテペトル(Popocatepetl)山に入山した女性登山家が死亡、もう1人が負傷したと明らかにした。

救助隊は火口から300mほどの地点で遺体を確認したと述べている。

ポポカテペトル山はメキシコを代表する活火山のひとつで、標高は5426m。1994年に活動を活発化させ、火口から半径12km以内への立ち入りを禁じられている。

麓の町の政府当局者はAP通信の取材に対し、22歳の女性が滑落し死亡したと述べた。

山岳救助隊の隊員はソーシャルメディアに、「女性は約50m滑落し、死亡した」と投稿している。この隊員によると、女性の遺体は回収され、もう1人の登山者の命に別状はないという。

山岳救助隊は公式ホームページとSNSに声明を投稿。ポポカテペトル山に近づかないよう呼びかけた。「自分や友人の命を危険にさらさないでください。ポポカテペトル山への入山は禁じられています...」

メキシコ国立防災センターはポポカテペトル山に接近しないよう呼びかけている。専門家によると、火口から離れた場所でも有毒ガスが発生している可能性があるため、当局の警戒レベルに従うことが重要だという。

ポポカテペトル山の現在の警戒レベルはイエロー・フェーズ3。これは避難命令の1段階手前にあたり、避難に備えるよう勧告するもの。

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