◎メキシコのSNSユーザーの中では「精神安定剤チャレンジ」「クロナゼパムチャレンジ」など、薬物を使った危険なゲームが流行っている。
抗うつ剤(Getty Images)

メキシコで「精神安定剤チャレンジ」なる危険なゲームが流行している。

首都メキシコシティの警察当局は19日、市内の中学校で規制薬物を摂取した生徒8人のうち3人が医療機関に搬送されたと発表した。

警察は薬物の詳細を明らかにしなかったが、地元メディアは「抗うつ剤(抗不安薬、精神安定剤)を一気飲みした」と報じている。

メキシコで規制薬物という言葉は鎮痛剤、鎮静剤、抗うつ剤などを指すようだ。

報道によると、事故は市内の中学校内で19日午後に発生したという。警察は生徒の容体を明らかにしていないが、命に別条はないと伝えられている。

北部の都市モンテレイでは前日、市内の中学校の生徒3人がてんかん治療薬として用いられるクロナゼパムを服用し、医療機関に搬送された。

モンテレイの市長は地元メディアに事件が事実であることを認め、「生徒の容体は安定しており、命に別条はない」とツイートした。

メキシコのSNSユーザーの中では「精神安定剤チャレンジ」「クロナゼパムチャレンジ」など、薬物を使った危険なゲームが流行っている。

クロナゼパムチャレンジは「最後まで寝なかった人が優勝」だという。この薬は眠気を引き起こすことで知られる。

AP通信の取材に応じたメキシコシティの中学生の保護者は「とんでもないゲームがSNSで話題になり、血気盛んな学生がチャンレジしていると噂になっている」と語った。

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