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パキスタン空軍の訓練機が墜落、兵士2人死亡 カイバル・パクトゥンクワ州

事故が発生したのはカイバル・パクトゥンクワ州マルダン近郊。
パキスタン空軍の戦闘機(Getty Images)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で15日、空軍の航空機が定期訓練飛行中に墜落し、搭乗していた兵士2人が死亡した。軍当局は事故原因の究明に向けて調査委員会を設置し、本格的な調査を開始したとしている。今回の事故は先週発生した軍用ヘリコプター墜落事故に続くもので、軍の航空安全体制に改めて注目が集まっている。

事故が発生したのはカイバル・パクトゥンクワ州マルダン近郊。軍の発表によると、航空機は定例の訓練任務を遂行中だった。機体は開けた地域に墜落したとされるが、詳しい飛行経路や機種などは明らかになっていない。空軍の報道官は声明で、空軍所属の中尉と海軍所属の中尉が死亡したと発表した。

軍は事故直後に現場周辺を封鎖し、空軍司令部の指示の下で調査委員会を設置した。現時点で機体の不具合や操縦上の問題など、墜落原因は明らかになっていない。軍は「事故原因を究明するため徹底した調査を行う」としている。

事故を受けて、シャリフ(Shehbaz Sharif)首相やザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領など政府高官が相次いで哀悼の意を表明した。

地元報道によると、機体は墜落直後に爆発し、周辺の民間人にも被害が及んだ可能性がある。複数の住民が負傷したとの情報もあるが、当局は詳細を公表しておらず、被害状況の確認が続いている。

パキスタンでは軍用機の訓練飛行中の事故が過去にもたびたび発生している。しかし、事故原因や調査結果が公表されるケースは少なく、透明性の不足を指摘する声もある。2022年にはペシャワル近郊で空軍機が訓練中に墜落し、操縦士2人が死亡したほか、近年も訓練機や戦闘機の事故が報告されている。

さらに今回の事故は、パキスタン支配下のカシミール地方で軍用ヘリコプターが墜落し、22人の兵士が死亡した事故から1週間も経たぬうちに発生した。軍はヘリ事故について技術的な不具合が原因との見方を示しているが、相次ぐ航空事故は軍の装備管理や安全対策への懸念を高めている。

軍用機事故は国家安全保障に関わる問題でもあり、事故原因の解明と再発防止策の策定が求められる。調査結果がどこまで公表されるのかも含め、パキスタン軍の対応に国内外の関心が集まっている。

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