◎この卸売市場は首都圏で最も人口の多い地区内にあり、800エーカー(東京ドーム70個分)以上の広さを誇る世界最大規模の市場のひとつである。
2023年4月6日/メキシコ、首都メキシコシティ近郊の卸売市場、消火活動の様子(Eduardo Verdugo/AP通信)

メキシコの消防当局は7日、首都メキシコシティ近郊の卸売市場で発生した大規模火災がほぼ鎮火したと発表した。

市場の管理団体によると、火災は6日の午後7時頃(現地時間)に発生。段ボール、木枠、パレットを製造・販売する工場を含む広い範囲が影響を受けたという。

この卸売市場は首都圏で最も人口の多い地区内にあり、800エーカー(東京ドーム70個分)以上の広さを誇る世界最大規模の市場のひとつである。

消防によると、消防車数十台と消防士約200人が消火に当たり、火は数時間後にほぼ消し止められたという。負傷者は報告されておらず、消防と警察が調査を進めている。

メキシコシティのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)市長はツイッターに声明を投稿。「火元は市場の木製パレットや木箱を製造・保管するエリアとみられ、強風により燃え広がった」とツイートした。

地元メディアは関係者の話として、「火災の影響を受けなかったエリアは7日も通常通り営業する」と報じている。

この卸売市場の公式ウェブサイトによると、メキシコの食料生産量の30%がこの市場を通じて流通しているという。

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