◎検察によると、サモラ氏は新聞社を存続させるために集めた3万8000ドルを友人に預け、別の用途に使ったとされる。
2024年5月15日/グアテマラ、首都グアテマラシティ、裁判所に向かうサモラ氏(中央)(AP通信)

グアテマラの裁判所は15日、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑で約2年間勾留されていた著名なジャーナリストのサモラ(José Rubén Zamora)氏の保釈を命じた。

首都グアテマラシティで新聞社を経営するサモラ氏は昨年6月、マネーロンダリングの疑いで禁固6年を言い渡された。しかし、その判決は別の裁判中に覆された。

地元メディアによると、サモラ氏の弁護士はこの2年間、何度も保釈を請求していたという。

グアテマラシティ地裁は15日、サモラ氏を刑務所に留置する正当な理由はないと裁定。進行中の裁判が行われている間、条件付きで保釈を認めるとした。

その後、サモラ氏は保釈金として4800ドルを収め、保釈された。

サモラ氏は記者団に対し、「私は特定の勢力による攻撃にさらされてきた」と語った。

サモラ氏の弁護士は逮捕を「政治的な動機によるもの」と非難。「無実であることを証明する」と誓った。

検察によると、サモラ氏は新聞社を存続させるために集めた3万8000ドルを友人に預け、別の用途に使ったとされる。

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