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▽陸軍は13日、両国の国境西端を形成する河川とその周辺地域でメキシコ軍と合同パトロールを実施した。
2025年3月13日/グアテマラ、メキシコ国境付近をパトロールする陸軍兵士(AP通信)

中米グアテマラがメキシコ国境の警備を強化し、不法移民と麻薬の密売を厳しく取り締まっている。

陸軍は13日、両国の国境西端を形成する河川とその周辺地域でメキシコ軍と合同パトロールを実施した。

この合同パトロールは1月の国境警備強化を受け導入された。

グアテマラアレバロ(Bernardo Arévalo)大統領は米国への亡命を擁護する一方、「正規の手続きが必要である」と強調している。

兵士たちは国境を越えた違法な武器、麻薬、人身売買を阻止しようとしている。

グアテマラ国防省の報道官は声明で、「両国の部隊は一般市民を犯罪から守るだけでなく、麻薬カルテルによる組織犯罪も防ぐつもりで警備に当たっている」と述べた。

ルビオ(Marco Rubio)米国務長官は先月グアテマラを訪問した際、アレバロ氏がホンジュラスやエルサルバドルとの国境をパトロールする国境警備部隊を新設すると明らかにしていた。

トランプ(Donald Trump)米大統領はメキシコとカナダの違法薬物と不法移入対策に不満を示し、両国が必要な措置を取るまで関税を課し続けると警告している。

またトランプ氏は薬物と移民の流入を阻止するために国境警備を強化。中南米の8つの麻薬カルテルを外国テロ組織に指定したり、不法移民を本国や第三国に送還している。

昨年7月、約600人のメキシコ人が南部国境沿いのカルテル抗争から逃れ、グアテマラに避難した。

メキシコ北部に拠点を置く麻薬組織シナロア・カルテルとハリスコ新世代は南部グアテマラ国境沿いの密輸ルートの支配権を争っている。

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