◎隣国ハイチから娘と一緒に避難した女性が警察に被害を届け出た。
ドミニカ共和国、首都サントドミンゴの通り(Getty Images)

中米ドミニカ共和国の警察当局は11日、入国管理官が14歳の少女をレイプしたと告発されたこと受け、捜査を開始したと明らかにした。

AP通信によると、隣国ハイチから娘と一緒に避難した女性が警察に被害を届け出たという。

女性は入国管理官と名乗る男が先週、リゾート地「プンタカナ」の自宅に押し入り、14歳の娘をレイプしたと主張している。

それによると、事件発生時、女性は仕事中であり、帰宅後、娘から「男にレイプされた」と報告を受けたという。

プンタカンのベロンという町にはハイチの移民が定住しているエリアがある。APによると、入国管理局は数週間前からベロンで移民の旅券やビザなどを確認しているという。

女性は警察に被害を届け出た際、「入国管理局の職員が移民に嫌がらせをしているという話を何件も聞いている」と説明した。

ハイチの首都ポルトープランスではギャング間抗争が激化。この1年で数十万人が国外に脱出し、その一部は隣国ドミニカに身を寄せている。

移民となったハイチ人の多くがビザ要件の緩いニカラグアにわたり、陸路で米国を目指している。

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