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メキシコ当局、行方不明の米国人男性を捜索中に4遺体発見

捜索対象となっているのは米国籍の男性で、今年に入りメキシコシティ北方の地域を訪れた後、消息が途絶えた。
2025年3月14日/メキシコ、西部ハリスコ州、麻薬カルテル「ハリスコ新世代」が運営していた施設(ロイター通信)

メキシコの警察当局は19日、首都メキシコシティ近郊で行方不明となっている米国人男性の捜索中に、4人の遺体を発見したと明らかにした。遺体の身元確認作業が進められているが、現時点で行方不明の米国人との関係は明らかになっていない。事件は外国人を含む複数の失踪事案との関係が疑われており、当局が慎重に捜査を進めている。

捜索対象となっているのは米国籍の男性で、今年に入りメキシコシティ北方の地域を訪れた後、消息が途絶えた。家族からの通報を受け、メキシコと米国当局が連携して行方を捜していた。捜査当局は携帯電話の位置情報や目撃証言などを基に捜索範囲を絞り込み、首都近郊の森林地帯や人里離れた区域で捜索活動を実施していた。

その過程で、捜査員は複数の遺体が埋められている場所を発見した。4人はいずれも成人とみられるが、性別や年齢、死亡時期などの詳細は明らかになっていない。司法当局が鑑定を進めるとともに、DNA検査による身元特定を急いでいる。

当局によると、発見現場周辺では過去にも失踪事件が報告されており、麻薬カルテルが関連している可能性がある。メキシコでは麻薬カルテルをはじめとする犯罪組織による誘拐や失踪事件が長年にわたり深刻な社会問題となっている。政府の統計では全国で13万5000人の行方不明者が登録され、各地で秘密埋葬地が発見されるケースが後を絶たない。

今回の捜索では米国人男性のほかにも消息不明となっている人物との関連が調べられている。捜査関係者は発見された遺体がいずれも同一事件の被害者であるかどうかについても断定を避けている。現場で証拠品の回収が進められており、遺体の状況や周辺環境の分析を通じて死亡に至った経緯を解明する方針だ。

在メキシコ・米国大使館は地元の捜査当局と緊密に連絡を取りながら捜査の進展を見守っている。メキシコ政府は近年、失踪事件対策の強化を掲げているものの、カルテルの影響力が強い地域では捜査が難航することも少なくない。今回の4遺体発見は行方不明者問題の深刻さを改めて浮き彫りにした。当局は米国人男性の行方とともに、遺体の身元や事件の全容解明に向けて捜査を続けている。

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