◎死傷者が出た経緯は明らかになっていない。
2024年9月19日/ホンジュラス、首都テグシガルパ郊外、脱獄未遂事件が発生した刑務所前(ロイター通信)

中米ホンジュラステグシガルパ近郊の町タマラの刑務所で脱獄未遂事件が発生し、受刑者2人が死亡、3人が負傷した。警察が19日、明らかにした。

それによると、事件はタマラの郊外にある刑務所で19日未明に発生。72人の受刑者が脱獄を企てたという。死傷者が出た経緯は明らかになっていない。

陸軍が周辺を封鎖し、刑務所を取り囲んだうえで、地元警察を支援した。陸軍の報道官によると、1人の刑者は刑務所内で、もう1人は搬送先の病院で死亡したという。

報道官は地元メディアの取材に対し、「刑務所内の治安は回復した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

それによると、受刑者たちは午前4時頃、看守の注意をそらすため、刑務所の一角にバリケードを築いたという。それ以上の詳しい説明はない。

タマラの女子刑務所では昨年6月、暴動が発生し、46人の女性受刑者が死亡した。この地域で対立する2つのギャングの構成員(受刑者)が喧嘩を始め、数人が銃で撃たれ、火災も発生。犠牲者の大半がこの火災で死亡した。

カストロ(Xiomara Castro)大統領は今年6月、ギャングによる暴力に対処する取り組みの一環として、ギャング専用の巨大刑務所を東部オランチョ県近郊に建設すると発表した。

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