◎国営メディアによると、バスには106人が乗っていたという。
2022年4月15日/ジンバブエ、東部の山岳地帯、横転したバス(Khaleej Times/Twitter)

ジンバブエ東部の山岳地帯で15日未明、イースターの巡礼に参加する礼拝者を乗せたバスが横転し、少なくとも35人が死亡、71人が負傷した。

国営メディアによると、バスには106人が乗っていたという。

現場で対応にあたった警察官はAFP通信の取材に対し、「35人の死亡を確認し、71人が負傷した」と述べた。犠牲者の国籍や性別は明らかにされていない。

報道によると、バスは車線を外れ、数十メートル下を走る道路まで転落したという。

AFP通信は当局者のコメントを引用し、「バスはシオン・キリスト教団の礼拝者を乗せていた」と報じた。

バスの定員は明らかにされていないが、定員オーバーかつ過積載で走行していたと思われる。

地元メディアによると、ジンバブエの山岳地帯の道路は整備が進まず、今回の横転現場とその近くでは過去に転落事故が複数回発生したという。

ジンバブエではアフリカ南部で最大規模のシオン・キリスト教集会が毎年開催され、隣国の南アフリカの教徒も巡礼に訪れる。

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