◎大統領は直接選挙ではなく、議会で選出されることになる。
トーゴのニャシンベ大統領(Getty Images)

西アフリカ・トーゴの野党連合が27日、大統領選の廃止を含む憲法改正案に反対するよう支持者に呼びかけた。

国民議会(一院制、定数91)はこの憲法改正案を可決、ニャシンベ(Faure Gnassingbe)大統領の署名で成立する。

大統領は直接選挙ではなく、議会で選出されることになる。

ニャシンベ氏の任期は2025年まで。憲法改正後、大統領の任期は5年から6年となり、再選が禁じられる。

ただし、ニャシンベ氏が父親から引き継いだこれまでの20年間はカウントされない。

野党はこの憲法改正を非難し、国民に蜂起と抗議を呼びかけた。

ニャシンベ氏の父エヤデマ(Gnassingbé Eyadema)、前大統領はアフリカ大陸最長の国家元首として、同国を38年間率い、2005年に心臓発作で亡くなった。

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