タンザニア当局、反政府デモに先立ち野党関係者ら数十人拘束
デモは若者らが呼び掛けたもので、民主的な政治改革の実現と、反逆罪で収監されている野党指導者トゥンドゥ・リス(Tundu Lissu)氏の釈放を求めることを目的としていた。
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アフリカ東部・タンザニアで反政府デモの実施を前に、治安当局が活動家や野党関係者ら数十人を拘束し、政府による反対勢力への締め付けが一段と強まっている。デモは若者らが呼び掛けたもので、民主的な政治改革の実現と、反逆罪で収監されている野党指導者トゥンドゥ・リス(Tundu Lissu)氏の釈放を求めることを目的としていた。
デモは与党・タンザニア革命党(CCM)の創設72周年に当たる日に予定されている。参加者たちは政治活動の自由や公正な選挙制度の確立を訴えてきたが、政府は無許可の集会やデモを認めない姿勢を鮮明にしている。軍報道官は6日、市民に対してデモに参加しないよう警告したほか、一部の人物が若者を勧誘し、軍がデモを支持しているとの誤った情報を流していると非難した。
警察はデモ計画に関与したとみられる人々を拘束しているが、拘束者の正確な人数や容疑については公表していない。最大都市ダルエスサラームでは警察や治安部隊のパトロールが強化され、市内各所で厳戒態勢が敷かれている。政府は無許可集会を行った場合は厳しく処罰する方針を示しており、デモの未然防止を図っている。
今回の抗議活動の中心となっているリス氏は最大野党CHADEMAの指導者で、選挙制度改革を求める運動を展開してきた。昨年行われた大統領選を前に反逆罪で逮捕・起訴され、現在も勾留が続いている。支持者たちは政権に批判的な勢力を排除するための政治的措置だと主張している。一方、政府は法に基づく手続きで、政治的意図はないとしている。
タンザニアでは近年、ハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領の下で政治的自由が回復したとの評価もあったが、選挙が近づくにつれ野党への規制や集会の制限、活動家の拘束が相次ぎ、国内外から民主主義や人権状況の悪化を懸念する声が上がっている。
