◎タンザニアの法律は同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。
LGBTQプライドパレード(Getty Images)

タンザニア政府は12日、LGBTQ+(性的少数者)に関連する動画やSNSメッセージを共有した個人は取り締まりに直面し、その共有を許した管理者は現実に直面すると警告した。

タンザニアの法律は同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。この刑法は「自然の摂理に反する」行為を犯罪とみなしている。

法律は男女に適用され、懲役刑を科される可能性がある。

政府報道官は11日の記者会見で、LGBTQ+、その支持者、SNSの管理者に警告した。

また報道官は、「子供に人気のある漫画を利用して、同性愛を紹介したり、促進したりする輩がいる」と指摘。政府は「伝統」に反する行為を広める者を許さず、違法行為に関与した者は逮捕されると警告した。

「つまり、伝統に反するものを作った者、紹介した者、配信した者、それを不特定多数に共有した者などは逮捕されるということです...」

報道官は国民に対し、違法コンテンツとのつながりを断つよう呼びかけた。「必ず後悔します。それを共有した個人は特定されるでしょう」

故マグフリ(John Magufuli)前大統領は2018年、同性愛監視部隊を発足させ、陣頭指揮を執った。

同国初の女性大統領であるハッサン(Samia Suluhu Hassan)氏はマグフリ氏と同じく市民ファーストであり、思慮深く思いやりがあると信じられている。

地元メディアによると、同国のLGBTQ+は自分のセクシュアリティを隠さざるを得ず、保守的な教会の圧力にさらされ、しばしば暴力に直面する。

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