◎これからは登山道で写真を撮影し、インスタやツイッターに投稿できるようになる。
タンザニアの自然保護区から見たキリマンジャロ(Getty Images/AFP通信)

タンザニアとケニア国境近くに位置するアフリカ最高峰キリマンジャロ(標高5895m)に高速インターネット回線が敷設された。

国営タンザニア・テレコミュニケーション(Tanzania Telecommunications)は16日、キリマンジャロの標高3720m地点に設置された回線を起動した。これにより、地上から同地点周辺で登山中のインターネット利用が可能となった。

同社によると、山頂までの回線は年末までに開設する予定だという。

タンザニアのヌナウイェ(Nape Nnauye)情報・通信技術相はキリマンジャロの山小屋で行われた式典に出席し、山の安全性が向上したと語った。「すべての観光客がここでインターネットを利用できるようになります...」

キリマンジャロには毎年約3万5000人の登山者が訪れる。これからは登山道で写真を撮影し、インスタやツイッターに投稿できるようになるだろう。

キリマンジャロとその周辺は国立公園に指定され、ユネスコ世界遺産に登録されている。

タンザニア政府が昨年公表したキリマンジャロの南斜面にケーブルカーを建設するという計画は、登山者や環境保護団体から広く批判を浴びた。

テクノロジーは山の世界にも浸透しつつある。エベレスト山頂でも無線LANが利用できるのだ。

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