◎民間人が巻き込まれたという情報はない。
2024年3月15日/ソマリア、首都モガディシオ、襲撃事件があったホテル近く(AP通信)

アフリカ東部・ソマリアの治安当局は15日、首都モガディシオのSYLホテルを襲撃したテロリスト5人を無力化したと発表した。

それによると、現場で対応に当たった陸軍兵士3人が死亡、27人が負傷したという。

事件は14日夜に発生。イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出していた。

治安当局の報道官は声明で、「ホテルに侵入した5人を無力化し、安全を確保した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

民間人が巻き込まれたという情報はない。

AP通信によると、SYLホテルの周囲数百メートルに規制線が張られ、周辺住民への取材も禁じられているという。

このホテルは政府高官がよく利用するようだ。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

モガディシオへの攻撃は治安当局の取り締まり強化により、この数カ月、減少傾向にあった。

モガディシオに対する最後の大規模攻撃は2022年10月に発生。交通量の多い交差点で爆弾を積んだ2台の車両が爆発し、少なくとも120人が死亡した。

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