◎事故は中西部カフリン郊外の集落で8日の現地時間午前3時30分頃に発生した。
2023年1月8日/セネガル、中西部カフリン、バス事故現場(Getty Images)

セネガル政府は8日、中西部カフリンで旅客バスと別の旅客バスが正面衝突し、少なくとも40人が死亡、数十人が重軽傷を負ったと発表した。

サル(Macky Sall)大統領はツイッターに声明を投稿。事故はカフリン郊外の集落で8日の現地時間午前3時30分頃に発生したと明らかにした。

サル大統領は犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、負傷者が一刻も早く回復することを願っていると表明した。

またサル大統領は9日から3日間、国を挙げて喪に服すと宣言し、交通安全に関する閣議を開催すると述べた。

地元警察によると、国道を走行していた公共バスのタイヤがパンクし、反対車線に大きくはみ出し、別のバスと正面衝突したという。

地元メディアは少なくとも78人が負傷し、そのうち何人かは重傷と伝えている。

SNSで共有された写真には大きく破損した2台のバスと、道路に乗客の荷物やバス本体の破片が散らばっている様子が写っていた。

地元テレビ局の取材に応じた目撃者の男性は、「この道は比較的走りやすく、ルールを守らないドライバーがたくさんいる」と語った。

警察が事故の原因を調べている。運転手の安否は明らかにされていない。

2017年に発生したバス2台が絡む事故では少なくとも25人が死亡している。

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