◎電気料金は先月、補助金廃止により2倍以上に跳ね上がった。
2024年5月13日/ナイジェリア、首都アブジャ、電気料金の値上げに抗議するデモ(AP通信)

ナイジェリアの首都アブジャで13日、電気料金の値上げに抗議する主要労働組合が集会を開いた。

公務員などで構成される「ナイジェリア労働会議」は全国の組合員に対し、ティヌブ政権の政策に抗議するよう呼びかけた。

デモ隊はアブジャ中心部にある公営電力会社の本社前まで行進。その後、同社に対し、政府の補助金廃止に抵抗するよう促した。

ティヌブ政権は電気料金やガソリン補助金の廃止、複数の為替レートを統一するなど、財政健全化を進めている。

電気料金は先月、補助金廃止により2倍以上に跳ね上がった。

組合員は電気料金が値上げされたにもかかわらず、不安定な電力供給による停電が相次いでいることにも不満を抱いているようだ。

ナイジェリア労働会社の書記長は記者団に対し、「電気料金の値上げを容認することはできない」と語った。

また書記長は「政府は我々の組合員を含む人口の大多数を占める低中所得者層が補助金廃止をどのように思っているか、しっかり理解する必要がある」と強調した。

地元メディアによると、デモは概ね平和的に行われたという。

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