◎事故は15日午後に発生。ナイジャ州から隣のケビ州の市場に向かっていたボートが転覆した。
船着き場(Getty Images)

ナイジェリア中部ナイジャ州のニジェール川で過積載のボートが転覆し、8人が死亡、推定100人が行方不明になっている。地元当局が16日、明らかにした。

それによると、事故は15日午後に発生。ナイジャ州から隣のケビ州の市場に向かっていたボートが転覆したという。

遺体を収容したボランティアの男性は地元テレビ局に対し、「ボートは強風にあおられ、ひっくり返ったようだ」と語った。

ボートの定員は100人だったが、穀物、野菜、魚などを大量に乗せ、さらに100人以上が乗船していたとみられる。

AP通信は地元当局者の話しとして、「警察のダイバーが行方不明者を捜索しているが、見つかる可能性は低いだろう」と伝えている。

ナイジェリアではボートの転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。

ナイジャ州で昨年9月に発生したボー転覆事故では少なくとも28人が死亡、数十人が行方不明のままである。

北部タラバ州の河川で昨年10月に発生した転覆事故では70人以上が行方不明になった。

北部クワラ州では昨年6月、結婚式帰りの住民を乗せたボートが転覆し、100人以上が死亡した。

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