SHARE:

ナイジェリア北西部で警察部隊と武装勢力が衝突、27人死亡

ナイジェリア北西部では近年、「バンディット」と呼ばれる盗賊団による襲撃、住民の誘拐、家畜の略奪などが深刻な社会問題となっている。
2026年3月25日/ナイジェリア、北部ケビ州、武装勢力の待ち伏せ攻撃を受けた軍用車両(AP通信)

ナイジェリア北西部ケビ州で武装勢力と警察部隊が衝突し、警察官10人と武装勢力の構成員17人が死亡した。地元警察が11日、明らかにした。ケビ州では武装勢力による襲撃や誘拐が相次いでおり、今回の衝突でも多数の死者が出る事態となった。

警察によると、部隊は武装勢力の活動に関する情報を受け、同州の農村部で捜索・掃討作戦を実施した。現場では警察と武装勢力の間で激しい銃撃戦となり、双方に死傷者が出た。警察は署員10人が死亡したほか、17人を殺害したとしている。負傷者も出たとされるが、人数や容体は明らかになっていない。

ナイジェリア北西部では近年、「バンディット」と呼ばれる盗賊団による襲撃、住民の誘拐、家畜の略奪などが深刻な社会問題となっている。特に農村部では治安当局の目が届きにくく、盗賊団が集落を襲って住民を連れ去り、身代金を要求する事件が頻発している。こうした治安悪化は市民生活を脅かすだけでなく、農業や地域経済にも影響を及ぼしている。

ケビ州を含む北部では中央政府が警察や軍を動員して武装集団やイスラム過激派の掃討作戦を続けているものの、広大な地域を活動拠点とする過激派の完全な排除には至っていない。武装勢力は森林地帯などを利用して当局の追跡を逃れ、複数の地域をまたいで活動している。

今回の衝突は武装勢力への対応に当たる治安部隊側にも大きな犠牲が出ていることを示した。警察は今後も作戦を継続し、地域の治安回復と武装勢力の摘発を進める方針だ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ