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コンゴ・エボラ流行、確定症例2000人超える、死者754人

当局による封じ込めが追いつかない中、危険な環境で対応に当たる医療従事者のストライキが相次ぎ、現場の対応能力がさらに低下する懸念が強まっている。
2026年7月15日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニア、医療当局者による抗議デモが行われた現場(AP通信)

コンゴ民主共和国東部で流行が続く「エボラ出血熱」について、世界保健機関(WHO)は15日、確定症例数が2011人、死者が754人に達したと発表した。今回の流行は5月に始まり、同国史上最悪のペースで感染が拡大している。当局による封じ込めが追いつかない中、危険な環境で対応に当たる医療従事者のストライキが相次ぎ、現場の対応能力がさらに低下する懸念が強まっている。

ストライキは北東部イトゥリ州ブニアなど主要な医療施設で発生した。医療従事者たちは感染リスクの高い業務に従事しているにもかかわらず給与が支払われていないとして抗議している。流行開始以来、100人以上の医療従事者が感染しており、防護体制や人員確保も大きな課題となっている。

WHOによると、新たな感染者の8割以上の感染経路を特定できず、「不明な感染連鎖」が広がっている。武装勢力による治安悪化や住民の避難・移動が続く東部地域では接触者調査が難しい。感染者の実数は公式統計を大きく上回る可能性がある。

今回流行しているのは「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスで、この型に対する承認済みのワクチンや特効薬はない。そのため、患者の早期発見や隔離、接触者の追跡が感染拡大防止の中心となる。一方で、被害が深刻な地域では臨床試験も始まり、新たな治療法の有効性が検証されている。

WHOは資金不足も深刻な問題になっていると警告する。感染拡大への対応に必要とされる資金約1億1500万ドルのうち、確保できているのは4割にとどまる。支援の不足に加え、地域住民による保健当局への不信感や治安の悪化が重なり、封じ込めは一段と困難になっている。WHOは国際社会に対し、感染拡大を食い止めるため継続的な資金・人的支援を求めている。

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