リビア東部で大麻樹脂約400キロ押収、容疑者拘束、エジプトから密輸か
リビア東部政府の麻薬対策機関によると、摘発は10月10日、トブルク南東の農業地域にある住宅で実施された。
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リビア東部の捜査当局は12日、地中海沿岸の都市トブルク近郊で、大麻樹脂約400キログラムを押収し、リビア人とエジプト人の容疑者を拘束したと発表した。押収品の価値は約600万リビア・ディナール(1.48億円)に上る。
リビア東部政府の麻薬対策機関によると、摘発は10月10日、トブルク南東の農業地域にある住宅で実施された。初期捜査では、大麻樹脂はエジプトとの国境を越えて密輸され、リビア国内で販売・流通させる目的で持ち込まれたことが判明したという。拘束された容疑者の身元は明らかにされていない。
麻薬対策機関が公開した写真には、金色と黒色の模様が施された包装が写っていた。包装には馬の図柄や「2026」の数字などが記されていた。
一方、同じ10月10日には、南東部クフラでも大規模な麻薬摘発が行われた。東部軍の部隊が密輸業者との銃撃戦の末、麻薬錠剤130万錠以上を押収した。軍の発表によると、この銃撃戦で兵士3人が負傷した。
リビアでは、2011年に北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けた反政府勢力の蜂起によって、カダフィ政権が崩壊して以降、政治的混乱や武力紛争が続いてきた。こうした不安定な情勢を背景に、犯罪組織が活動を拡大し、同国は麻薬の主要な中継ルートの一つとなっている。
今回の摘発は、国境を越えた麻薬密輸と国内流通の実態を示す事例となった。当局は密輸組織の全容や関係者の詳細について明らかにしておらず、今後の捜査で供給網の解明が進むかが焦点となる。
