ゼレンスキー氏、エネルギー停戦表明後もロシアが攻撃継続と非難、トランプ氏の発表に食い違い
トランプ氏は11日、SNSへの投稿で、エネルギー施設への攻撃を停止する合意が即時発効したと主張した。
-1.jpg)
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は12日、ロシアがエネルギー施設への攻撃を続けていると明らかにした。トランプ(Donald Trump)米大統領が前日、ロシアとウクライナがエネルギー施設への攻撃を相互に停止することで合意したと発表したにもかかわらず、攻撃は止まっていない。
ゼレンスキー氏はポーランドで開かれたワルシャワ安全保障フォーラムで、トランプ氏の発表を報道を通じて知ったと説明。ウクライナは停戦案を支持し、ロシア側も同様に攻撃を停止するなら合意を順守する用意があると表明した。一方、ロシア側が提案を受け入れたとの情報は得られていないと述べた。
トランプ氏は11日、SNSへの投稿で、エネルギー施設への攻撃を停止する合意が即時発効したと主張した。しかし、合意の具体的な条件や実施方法について詳しい説明はなかった。ゼレンスキー氏によると、ロシアは発表後も攻撃を続け、東部ハルキウの発電施設やガス生産施設、民間のガソリンスタンドなどを攻撃したという。ゼレンスキー氏は、プーチン(Vladimir Putin)露大統領はトランプ氏のSNS投稿を読んでいないようだと皮肉った。
ロシアによるエネルギー施設への攻撃は、ウクライナの市民生活に深刻な影響を及ぼしてきた。発電や暖房、給水に必要なインフラが損傷すれば、市民の生活が脅かされる。ウクライナ当局は冬が近づくにつれて攻撃が激化し、電力や暖房の供給がさらに不安定になることを懸念している。
一方、ウクライナもロシア国内の製油所などエネルギー関連施設への攻撃を実施してきた。トランプ氏は、こうした攻撃が米国のディーゼル燃料価格の上昇につながっていると主張している。
ロシア側は今回のトランプ停戦についてコメントしていない。過去にもトランプ氏が両国によるエネルギー攻撃停止の合意を発表したものの、具体的な進展には至らなかった経緯がある。今回の提案が実効性を持つかどうかは、ロシア側の対応と、双方が攻撃停止を実際に履行するかにかかっている。
