◎警察によると、この学校の生徒数は824人。首都ナイロビの北方約200キロに位置する。
2024年9月6日/ケニア、中部ニエリ郡、火災が発生した寄宿学校近く(AP通信)

ケニア中部ニエリ郡の初等教育学校で発生した火災について、地元当局は6日、これまでに18人が死亡、27人が入院し、少なくとも70人の生徒が行方不明になっていると明らかにした。

火事は5日夜に発生。学校の寮にいた10~14歳の生徒150人以上が巻き込まれた。

警察によると、病院に搬送された生徒1人が6日に息を引き取ったという。

出火原因は明らかになっておらず、消防と警察が調べている。

地元メディアによると、この寮は木造で、あっという間に炎に飲みこまれたという。

当局は犠牲者の数がさらに増える可能性があると予想している。

地元メディアによると、「家族と過ごすために自宅に戻った生徒が数人いる」という情報もあるという。

ガチャグア(Rigathi Gachagua)副大統領は6日、帰宅した生徒がいるという情報を受け、保護者と地域住民に対し、子供の所在を確認してほしいと呼びかけた。

警察によると、この学校の生徒数は824人。首都ナイロビの北方約200キロに位置する。

学校周辺には子供と連絡が取れない家族が押しかけ、学校の説明を待っていた。

ルト(William Ruto)大統領は声明で、亡くなった生徒に哀悼の意を表し、遺族と関係者に必要な支援を提供すると約束した。

ケニアの寄宿学校ではこのような火災が過去に何度か起きている。

2017年には首都ナイロビの女子高校で火事があり、10人の生徒が死亡した。

ナイロビの南東に位置するマチャコス郡の学校では20年前、放火により火災で生徒少なくとも67人が死亡した。

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