◎最初の遺体は23年4月に発見された。
ケニア南東部キリフィのグッドニュース・インターナショナル教会における大量死について、捜査当局は3日、教団の敷地内で新たに7人の遺体を発見したと明らかにした。
これで世界に衝撃を与えた終末カルトの犠牲者は436人となった。
政府は昨年、DNA鑑定による遺体の身元確認を行うため、行方不明者の捜索を一時停止した。これまでのところ、身元が判明したのは34人だけである。
グッドニュース・インターナショナル教会の牧師マッケンジー(Paul Mackenzie Nthenge)被告は昨年、「断食すればイエス・キリスト(Jesus Christ)に会える」と信者を洗脳し、数百人を殺害したとして逮捕・送検された。
最初の遺体は23年4月に発見された。
検察はマッケンジー被告を殺人、過失致死、テロ行為など、191件の罪で起訴。被告は無罪を主張している。
マッケンジー被告は昨年12月、無許可でスタジオを運営し、映画を配給した罪で懲役18カ月の実刑判決を受けた。控訴審の日程は決まっていない。
地元の人権団体や活動家はこの教団に関連する行方不明者の数を500~800人と推定している。