◎この船は昨年12月14日、ソマリア沖約240キロのイエメン領海内でシージャックされた。
ソマリア沖で活動する海賊(Getty Images)

インドの検察当局がソマリア沖で拿捕した海賊35人を数日中に訴追する。同海軍が20日、明らかにした。

それによると、35人は16日にインドに到着し、まもなく法執行機関に引き渡されるという。

インド海軍は16日、海賊にシージャックされたマルタ船籍のばら積み船をソマリア沖で拿捕し、乗組員を解放するよう要求していると明らかにした。

この船は昨年12月14日、ソマリア沖約240キロのイエメン領海内でシージャックされた。

インド海軍はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ばら積み船を乗っ取った海賊35人全員が投降し、乗組員17人を解放した」と明らかにした。

それによると、海軍はばら積み船を捜索し、武器、弾薬、その他禁制品を押収したという。

海軍は軍艦、ヘリ、ドローンなどを投入して海賊を追い詰めた。

検察は海賊をどのような罪で訴追するか明らかにしていない。

ソマリア沖で横行していた海賊行為は2011年をピークに減少していたものの、ここ数カ月で新たな攻撃が何件か報告されている。

海賊は先週、インド洋でバングラデシュ船籍の貨物船を乗っ取り、23人を人質に取った。EUの海上警備隊である欧州海洋部隊がこの貨物船を追跡している。

米国、インド、日本を含む多くの西側諸国がソマリア沖で海上警備に当たっている。

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