米コロラド州でも山火事延焼中、160棟以上の建物が全焼
火災は乾燥した気象条件と強風の影響で急速に燃え広がった。
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米コロラド州デンバー南西部で発生した山火事が急速に拡大し、数千人の住民が避難を余儀なくされている。3日時点で約272平方キロメートル(東京ドーム5817個分)を焼失したほか、住宅や倉庫など160棟以上の建物が全焼した。消防によると、鎮火の目途は立っていない。
火災は乾燥した気象条件と強風の影響で急速に燃え広がった。前夜だけで約44平方キロメートル拡大し、延焼範囲は272平方キロメートルに達した。現時点で火災の封じ込め率は0%で、消防隊が空と地上から消火活動を続けている。プエブロ郡の貯水池では航空機が取水を繰り返し、上空からの散水作業を実施している。
避難命令はプエブロ郡とカスター郡にまたがる広い地域に発令され、人口約2200人のコロラドシティのほか、複数の地区が避難対象となった。州政府は道路の封鎖や避難区域の警備を強化するため、州兵約50人を派遣した。州兵は公園管理当局とも連携し、消防航空機の安全な取水作業を確保するため、一般船舶の立ち入り規制にも当たっている。
この火災は西部各地で相次ぐ大規模山火事の一つである。当局によると、西部地域では約40件の火災が延焼中、その大半が制御不能状態。先週末には消火活動中の消防士3人が命を落とした。隣接するユタ州でも大きな山火事が2つ発生し、広範囲で避難や消火活動が続いている。
専門家は近年の気候変動による高温化や降雪量の減少、長期的な干ばつが山火事の大規模化を招いていると指摘する。乾燥した植生は一度着火すると急速に燃え広がり、強風が火勢を煽るため、消火活動は難航しやすい。消防は今後も高温と乾燥した天候が続く見通しであることから、市民に対し避難命令や警報に従うよう呼びかけるとともに、火災の長期化に備えて警戒を続けている。
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