ケニア中部の女子高寮で火事、16人死亡、70人負傷
教育省によると、火災は深夜過ぎに寮2階部分で発生した。
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ケニア中部にある女子高の寮で火災が発生し、少なくとも16人の生徒が死亡、70人以上が負傷した。当局が28日、明らかにした。それによると、火災は28日未明、首都ナイロビの北西約120キロに位置するリフトバレー州ギルギルの学生寮で発生。地元当局が調査を進めており、生徒への聞き取りも始まっている。
教育省によると、火災は深夜過ぎに寮2階部分で発生した。当時、約220人の女子生徒が就寝していたとされ、多くの生徒が逃げ遅れた。地元メディアによると、一部の出入口が施錠されていた可能性があり、生徒たちは窓から飛び降りて避難を試みたという。負傷者の中には重傷者も含まれ、周辺の病院に搬送された。
火災後、学校周辺には保護者らが詰めかけ、自分の子どもの安否確認を求めて混乱が広がった。犠牲者の身元確認が難航していることも不安を増幅させており、一部の保護者が警察と口論になる場面も見られた。学校側は生徒へのケアを進めるとともに、赤十字社が家族支援やカウンセリングを実施している。
ルト(William Ruto)大統領は声明を発表し、「未来への希望に満ちた若い命を失ったことは国家全体の悲劇だ」と哀悼の意を表した。また、政府として原因究明と再発防止に全力を挙げる考えを強調した。
ケニアでは近年、学校火災が繰り返し発生している。2024年には中部の学校火災で21人の生徒が死亡したほか、2001年の寄宿学校火災で67人が死亡し、同国史上最悪の学校火災となった。こうした背景から、学校施設の老朽化や過密状態、防火設備不足が長年問題視されている。
今回の火災でも、防火マニュアルが適切に守られていたかが焦点となっている。地元当局は電気系統の不具合や放火の可能性も含めて捜査を進めているが、現時点で原因は特定されていない。一部報道では、生徒の証言として「マットレスに火を付けた生徒がいた」との情報も伝えられている。
今回の火災はケニア社会に対し、学校防災のあり方を改めて問いかけるものとなっている。
