◎子供3人を含む21人の死亡が確認され、その他多くの乗客が医療機関に搬送された。
エジプト、首都カイロ郊外の道路(Getty Images)

エジプト政府は12日、北部ダカリーヤ県でバスが運河に転落し、少なくとも21人が死亡したと発表した。

ダカリーヤ県は首都カイロの北東約100kmに位置する。

保健省の報道官によると、子供3人を含む21人の死亡が確認され、その他多くの乗客が医療機関に搬送されたという。

地元警察は声明で、「運転手が何らかの原因でハンドルを握れなくなった可能性がある」と説明したが、それ以上の詳細は明らかにしていない。運転手の安否も不明だ。

地元メディアは目撃者の話を引用し、「バスは突然進路を変えた」と報じている。

SNSには道路横の川に前方から突っ込んだバスの写真が複数共有されている。道路と水面の高低差は2mほど。

エジプトでは毎年、数千人が交通事故で命を落としている。

カイロ近郊の高速道路で先月末に発生したミニバスとトラックの衝突事故では少なくとも10人が死亡、9人が重軽傷を負った。

南部ミニヤ県の高速道路で8月に発生したマイクロバスの横転事故では少なくとも9人が死亡。ソハグ県で同月初めに発生したマイクロバスとトラックの衝突事故では少なくとも17人が死亡、4人が負傷している。

7月にはミニヤ県の中心部を走行していたマイクロバスが駐車中のトラックに突っ込み、23人が死亡、30人が負傷した。

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