◎コンゴ・ウガンダ合同軍はコンゴ民東部で1年ほど前からイスラム過激派に対する緊急作戦を展開している。
国連のヘリとPKO兵(Getty-Images)

ウガンダ軍は28日、コンゴ民主共和国東部で同軍のヘリコプターが墜落し、少なくとも22人が死亡したと明らかにした。

軍報道官はAP通信の取材に対し、「ヘリは今週初めに墜落した」と説明。現地で捜査が進んでいるとした。

ロイター通信は当局者の話を引用し、「少なくとも22人が死亡した」と報じたが、死者の身元や墜落原因は明らかにされていない。

コンゴ・ウガンダ合同軍はコンゴ民東部で1年ほど前からイスラム過激派に対する緊急作戦を展開しているが、治安は悪化の一途をたどっている。

東部地域ではアルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのあるイスラム過激派を含む120以上の武装勢力が活動している。

武装勢力は鉱物資源が豊富な東部の領土を争いつつ、民間人、警察、そして国連PKOに攻撃を仕掛けている。

コンゴ・ウガンダ合同軍はISISとつながりのある連合民主軍(ADF)」を追跡している。ADFはウガンダに拠点を置く武装勢力のひとつ。

ウガンダ政府は首都カンパラで発生した爆破テロにADFが関与したことを受け、コンゴ民の支援のもと、ADFと戦ってきた。

ADFは1990年代初頭にウガンダで発足し、ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領の追放を目指している。

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