◎爆弾はケニア北部マンデラ郡の国境検問所で爆発。2頭のロバにひかれた荷車が爆発、炎上した。
2024年1月18日/ケニア、北部のソマリア国境検問所近く、爆弾テロに巻き込まれて負傷したロバ(AP通信)

東アフリカ・ケニアとソマリアの国境検問所でロバ車の荷台が爆発し、警察官1人が死亡、4人が重傷を負った。ケニア当局が18日、明らかにした。

それによると、爆弾はケニア北部マンデラ郡の国境検問所で爆発。2頭のロバにひかれた荷車が爆発、炎上したという。

ロバ車に乗っていた男は爆発直前にソマリア側に逃げ込んだものの、国境警備隊に逮捕された。

マンデラ郡警察はソマリア当局に容疑者を引き渡すよう求めている。

地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていないが、イスラム過激派組織アルシャバーブに疑惑の目が向けられている。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

アルシャバーブはソマリア軍を支援するケニア政府への報復を公言しており、国境付近で自爆テロや誘拐を繰り返し、同国の観光業を脅かしている。

ケニア軍はアフリカ連合(AU)平和維持ミッションを主導し、20年以上にわたってソマリア政府を支えてきた。

AUは昨年、国連安全保障理事会の決議に基づき、ソマリア政府への指揮権返還のため、PKOの引き揚げを開始した。

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