◎地雷はイスラム過激派が設置したものとみられる。
ブルキナファソ軍の兵士(Getty Images)

ブルキナファソの軍事政権は26日、東部のニジェール国境付近でミニバスが地雷に接触・爆発し、少なくとも10人が死亡したと発表した。

当局によると、民間人とみられる5人が負傷したという。

地方当局は声明で、「バスの所有者、乗客数、目的地は分からず、死者はさらに増える可能性がある」と警告した。

首都ワガドゥグーの軍司令部によると、地雷はイスラム過激派が設置したものとみられる。詳細は不明とのこと。

ブルキナでは2015年以来、国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのあるイスラム過激派が各地で活動を続け、市民200万人が避難民となり、民間人数千人が殺害されたと推定されている。

ブルキナ軍は今年1月と9月の軍事クーデターで政権を掌握し、過激派から領土を奪還すると宣言したが、暴力の波に対処できていないように見える。

ブルキナの隣国マリの旧宗主国であるフランスはサヘル地域で活動する過激派に対する「バルハン作戦」を2014年に開始し、マリ、チャド、モーリタニア、ニジェール、ブルキナ軍を支援してきたが、今年8月にマリから部隊を完全撤退させた。

仏軍はマリの軍事政権がロシアの民間軍事企業ワグネルと契約を結んだことで関係を大きく見直したものの、他のサヘル諸国では活動を続いている。

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