◎活動家たちは野生動物が配電線や送電線に接触して感電死する恐れがあると警鐘を鳴らしている。
ケニアの野生動物保護区(Brian Inganga/AP通信)

ケニア西部の国立公園で野生のバッファロー8頭が配電線に接触し、感電死した。野生動物保護局が12日、明らかにした。

それによると、事故はナクル湖国立公園で発生。木柱が折れた影響で電線が垂れ下がり、それに接触したバッファローが感電死したという。

野生動物保護局は声明で、木柱が折れたことを認識しており、電力会社に金属製のものに交換するよう求めていたと明らかにした。

活動家たちは野生動物が配電線や送電線に接触して感電死する恐れがあると警鐘を鳴らしている。

ケニア西部の自然保護区では2021年に2頭のキリンが送電線に接触、感電死した。活動家たちは当時、専門家のアドバイスが無視され、危険なエリアにキリンが入ったと非難していた。

一方、ルト(William Ruto)大統領は12日、ライキピア高原にある森の周囲約100キロに電気柵を設置し、アフリカゾウが近隣の農場に侵入するのを防ぐと発表した。

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