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中国と北朝鮮、関係強化への期待を表明、首脳会談

中国中央テレビ(CCTV)によると、習主席は祝電の中で、中国と北の関係は長年にわたり国際情勢の変化に耐え抜いてきた「伝統的な友好協力関係」であると指摘した。
2026年6月8日/北朝鮮、首都平壌(AP通信)

中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)総書記が両国の外交関係樹立76周年に合わせて祝電を交換し、中朝関係のさらなる発展に期待を示した。両首脳は伝統的な友好関係を強調するとともに、地域情勢が変化する中で戦略的協力を一層強化する意向を表明した。

中国中央テレビ(CCTV)によると、習主席は祝電の中で、中国と北の関係は長年にわたり国際情勢の変化に耐え抜いてきた「伝統的な友好協力関係」であると指摘した。そのうえで、両国関係の発展を重視していると述べ、相互支援や交流協力を深めることで、両国民により大きな利益をもたらしたいとの認識を示した。また、地域の平和と安定に貢献するためにも、中朝間の協力が重要であると強調した。

これに対しキムも中国との関係強化に強い期待を表明した。国営朝鮮中央通信(KCNA)によると、キムは両国の友好関係が両国の先代指導者によって築かれた貴重な財産であると述べ、今後もその伝統を継承していく考えを示した。また、社会主義建設という共通の目標に向けて、中国との連携をさらに発展させる意向を伝えたという。

今回の祝電交換は近年の国際情勢の変化を背景に行われたものとして注目されている。北は核・ミサイル開発を継続し、欧米諸国との対立が続いている。一方、中国も米国との戦略的競争が激化する中で、周辺国との関係強化を重視している。こうした状況下で、中国と北が改めて友好関係を強調したことは、両国の戦略的結び付きが依然として重要であることを示している。

中朝関係は近年、一時的に停滞した時期もあった。新型コロナウイルス流行時には国境管理が厳格化され、人や物資の往来が大幅に制限された。しかし、感染状況の改善に伴い交流は徐々に再開されている。中国は北にとって最大の貿易相手国であり、経済面でも重要な支援国となっている。北朝鮮経済が慢性的な物資不足や制裁の影響に直面する中、中国との経済協力は平壌にとって不可欠な要素となっている。

近年の北はロシアとの関係も急速に深めているが、中国との同盟的関係は依然として外交の基軸と位置付けられている。専門家の間では、今回の祝電交換は単なる儀礼的な行事にとどまらず、両国が今後も政治・経済・安全保障の各分野で協力関係を維持・強化していく姿勢を国際社会に示す意味合いがあるとの見方が出ている。東アジア情勢が不安定化する中、中国と北の動向は今後も地域の安全保障環境に大きな影響を与えるとみられている。

習主席は国賓として8日午後に北朝鮮・平壌の空港に到着、キムらが盛大に出迎えた。

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