◎さび・変形・亀裂のある古い消火器は使用時に破裂する恐れがある。
2023年6月23日/タイ、首都バンコクの高校前(Sakchai Lalit/AP通信)

タイの首都バンコクにある高校で防災訓練中に消火器が破裂し、生徒1人が死亡、5人が負傷した。地元メディアが23日に報じた。

バンコク市警は声明で、「訓練中にボンベが破裂し、近くにいた学生の胸に破片が突き刺さった」と述べている。

亡くなった生徒の身元、死因、ボンベが破裂した状況(使用中か否か)は明らかにされていない。

地元メディアは関係者の話しとして、「少なくとも3人が業務上過失致死傷罪に問われる可能性がある」と伝えている。逮捕者が出たかどうかは明らかになっていない。

政府報道官は23日の定例記者会見で、「この高校は6年ぶりに防災訓練を行ったと報告を受けている」と述べ、地元の消防署が訓練を調整したと明らかにした。

同消防署は他の学校でも何度も防災訓練を行ってきたが、このような事故は初めてだという。

さび・変形・亀裂のある古い消火器は使用時に破裂する恐れがある。また、高温の場所に長時間放置するのも危険である。

23日のバンコクの最高気温は36度に達した。

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