◎同国の法律は500グラム以上の大麻密売と15グラム以上のヘロイン密売に死刑を適用する。
死刑制度に抗議するデモ(Getty-Images)

シンガポールの法務当局が19年ぶりに女性死刑囚の刑を執行した。現地メディアが28日に報じた。

この2日前には56歳の男性死刑囚(シンガポール人)が絞首刑に処されている。

現地メディアによると、来週にも別の死刑執行が予定されているという。

今回絞首刑に処された女性は45歳。2018年にヘロイン約31グラムを密売した罪で死刑判決を受けた。

同国の法律は500グラム以上の大麻密売と15グラム以上のヘロイン密売に死刑を適用する。ヘロインは麻薬の王と呼ばれ、大麻より依存性がはるかに高い。

2日前に絞首刑に処された男性はヘロイン50グラムを密売した容疑で死刑判決を受けた。

同国の人権団体によると、昨年3月以降、絞首刑に処された死刑囚はこれで15人となった。

2004年に麻薬密売で絞首刑に処された女性は36歳の美容師だった。

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