◎このセスナは1日に消息を絶ち、フィリピン人パイロットとインド人の学生が乗っていた。
フィリピン、アルバイ州の山岳地(Getty Images)

フィリピン北部アパヤオ州の山岳地帯で消息を絶ったセスナの残骸が見つかった。地元当局が3日、明らかにした。

それによると、このセスナは1日に消息を絶ち、フィリピン人パイロットとインド人の学生が乗っていたという。

山岳救助隊はアパヤオ州北部の山岳地帯でセスナの残骸と遺体を発見した。

このセスナはルソン島北西部のイロコスノルテ州の空港を1日に離陸し、同島北東部にあるカガヤン州に向かっていた。

管制塔は着陸予定時刻になってもセスナから連絡がなかったことを受け、警察に通報。陸軍、警察、民間のボランティアが捜索に当たった。

報道によると、陸軍と警察によるヘリ捜索は強風と大雨の影響で2度中断を余儀なくされたという。

AP通信は関係者の話しとして、「救助隊が発見したセスナの残骸を調べて結果、行方不明になったセスナの登録番号を確認できた」と伝えている。

セスナはイロコスノルテ州の天候が回復した後、離陸許可を得た。ルソン島の先週の天候は台風5号の影響で大荒れとなった。

中央政府によると、台風5号による洪水と地滑りで少なくとも27人が死亡、約30万人が避難を余儀なくされ、5万戸以上の家屋が損壊した。

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