◎イスラム教徒の多いパキスタンは憲法で信教の自由を保障しているものの、少数派はしばしば弾圧や暴力に直面する。
パキスタン、東部ラホール(Getty Images)

パキスタンの警察は6日、東部ラホールでシーク教徒の男性が何者かに射殺されたと発表した。

当局によると、事件は6日の早朝に発生。男性は住宅街を散歩中、バイクに乗った武装集団に襲われ、頭を撃たれた。

警察の広報担当は地元メディアの取材に対し、「男性は頭を撃たれ即死、ボディガードも負傷した」と語った。

男性がボディガードを付けていた理由は明らかにされておらず、犯行声明も出ていないようだ。

一部の地元メディアは「著名なシーク教の指導者が暗殺された」と報じている。

イスラム教徒の多いパキスタンは憲法で信教の自由を保障しているものの、少数派はしばしば弾圧や暴力に直面する。

北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルでは先月、シーク教徒のビジネスマンとキリスト教徒の清掃員が武装勢力によって殺害された。その前日には港湾都市カラチでヒンズー教徒の著名な医師と眼科医が銃殺されている。

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